第7回 日本子ども社会学会大会 プログラム | ||
2000(平成12)年6月24日(土)〜25日(日) | ||
於:広島大学 | ||
前日 6月23日(金) | ||
17:00〜19:00 | 理事会 | |
第1日 6月24日(土) | ||
9:00〜 | 受付 | |
9:30〜12:00 | 研究発表1 1部会 | 歴史のなかの子どもと文化 |
2部会 | 中学生・高校生の生活と意識 | |
3部会 | 子育てと大人社会(1) | |
4部会 | 幼児の生活と学習(1) | |
12:00〜12:50 | 昼食 | |
シンポジウム打合せ | ||
13:00〜15:30 | 公開シンポジウム | 『いま、子ども社会に何がおこっているか』 |
15:40〜17:30 | ワークショップ1 | 「学級・授業の荒れ」現象を考える(2) |
ワークショップ2 | 子ども研究と教育実践にマルチ・メディアをどう利用するか | |
ワークショップ3 | 個性の時代の学級像を考える | |
17:45〜19:45 | 懇親会 | |
第2日 6月25日(日) | ||
9:00〜 | 受付 | |
9:30〜11:30 | 研究発表2 1部会 | 地域のなかの子どもと文化 |
2部会 | 学校問題へのアプローチ | |
3部会 | 幼児の生活と学習(2) | |
11:30〜12:30 | 昼食 | |
各種委員会 | ||
12:30〜13:10 | 総会 | |
13:20〜15:20 | 研究発表3 1部会 | 幼児・小学生の発達と教育 |
2部会 | 小学生の生活と意識 | |
3部会 | メディアと子ども | |
4部会 | 子育てと大人社会(2) | |
15:30〜17:20 | テーマセッション1 | 幼稚園・保育所は、いま何をなすべきか −幼児保育の現実をめぐる実践者と研究者との対話− |
テーマセッション2 | 子どものジェンダーとセクシュアリティ | |
テーマセッション3 | 映像娯楽メディアは子どもにとって有害か |
6月24日(土) 研究発表1 1部会 | ||
歴 史 の な か の 子 ど も と 文 化 | ||
司会 | 上笙一郎 | |
山田浩之(松山大学) | ||
9:30− 9:55 | 戦前期における中等学校文化に関する研究 ―広島県呉市を事例にして― |
|
渡辺一弘(広島大学大学院) | ||
9:55−10:20 | 児童図書サービスについての史的考察 | |
川北典子(平安女学院大学) | ||
10:20−10:45 | 子守唄とは何か ―テキスト解釈のあり方をめぐって― |
|
岩田遵子(県立新潟女子短期大学) | ||
10:45−11:10 | 昭和初期の出産と子育てに関する一考察 | |
八幡真由美(明和学園短期大学) | ||
11:10−11:35 | 昭和前期の農村の保健衛生状況 ―雑誌『家の光』の記事をもとに― |
|
木村壽子(白鴎大学女子短期大学部) | ||
11:35− | 総括討論 |
6月24日(土) 研究発表1 2部会 | ||
中 学 生 ・ 高 校 生 の 生 活 と 意 識 | ||
司会 | 太田佳光(愛媛大学) | |
樋田大二郎(聖心女子大学) | ||
9:30− 9:55 | 単位制高校生の高校生活に関する意識の調査研究 | |
末廣 聡(岡山市立岡山後楽館中・高等学校) | ||
9:55−10:20 | 中学生の権利意識に関する考察 | |
○ | 井上 健(戸板女子短期大学) | |
田中統治(筑波大学) | ||
深谷昌志(東京成徳短期大学) | ||
10:20−11:10 | 中学校生活の意味に関する考察2 ―中学校3年生の3月調査から― |
|
○ | 山田 剛(ベネッセ教育研究所) | |
○ | 深谷野亜(松蔭女子大学) | |
亀澤信一(稲城区立稲城第五中学校) | ||
永井聖二(群馬県立女子大学) | ||
深谷昌志(東京成徳短期大学) | ||
11:10−11:35 | モラル・インテリジェンスの概念枠組とその形成要因について | |
○ | 伴 恒信(鳴門教育大学) | |
清水俊平(鳴門教育大学大学院) | ||
11:35− | 総括討論 |
6月24日(土) 研究発表1 3部会 | ||
子 育 て と 大 人 社 会 (1) | ||
司会 | 岡崎友典(放送大学) | |
住岡英毅(滋賀大学) | ||
9:30− 9:55 | 「教育ママ」の誕生 ―学校化社会の中の母親たちの諸相― |
|
小針 誠(東京大学大学院) | ||
9:55−10:20 | 地域における少年非行防止活動 | |
横山 卓(九州大学大学院) | ||
10:20−10:45 | pta活動に対する父母の関心と評価 | |
住田正樹(九州大学) | ||
○ | 藤井美保(香蘭女子短期大学) | |
10:45−11:35 | 結婚、出産、子育てに対する若者の意識調査 | |
伊藤則博(北海道教育大学旭川校) | ||
奥平洋子(光塩学園女子短期大学) | ||
○ | 品川ひろみ(札幌幼児保育専門学校) | |
○ | 扇子幸一(北海道教育大学札幌校) | |
吉田耕一郎(北海道教育大学札幌校) | ||
11:35− | 総括討論 |
6月24日(土) 研究発表1 4部会 | ||
幼 児 の 生 活 と 学 習 (1) | ||
司会 | 大塚忠剛(安田女子大学) | |
山田富秋(京都精華大学) | ||
9:30−9:55 | お集まり場面の観察研究 | |
上田敏丈(広島大学大学院生) | ||
9:55−10:20 | 幼児の幼稚園生活における社会化に関する研究 ―入園当初に見られる幼児と教師のコミュニケーションの特徴について― |
|
三宅茂夫(兵庫教育大学大学院) | ||
10:20−10:45 | 幼児の仲間関係の変容 ―ふざけ行動との関わり― |
|
掘越紀香(お茶の水女子大学大学院) | ||
10:45−11:10 | 統合保育場面における障害児を取り巻く人間関係に着目して | |
○ | 中坪史典(広島大学) | |
上田敏丈(広島大学大学院) | ||
11:10−11:35 | バイキング給食における幼児の行動変容過程 ―自己決定・責任行動を中心として― |
|
○ | 宇賀神慶子(まなぶ保育園) | |
金崎芙美子(宇都宮大学) | ||
11:35− | 総括討論 |
6月24日(土) 公開シンポジウム | ||
『い ま、子 ど も 社 会 に 何 が お こ っ て い る か』 | ||
司会 | 阿久津嘉弘(国際基督教大学) | |
森 楙 (広島修道大学) | ||
パネラー | 子どもの本性の視点から | 片岡徳雄(土佐女子短期大学) |
仲間集団の視点から | 住田正樹(九州大学) | |
学校現場の視点から | 園田雅春(高槻市立上牧小学校) | |
コメンテーター | 子どものコスモロジーの視点から | 鵜野祐介(梅花女子大学) |
日本子ども社会学会は、昨年、『いま、子ども社会に何がおこっているか』(北大路書房)を刊行した。今回の第7回大会では、同書の出版記念も兼ねて、同じテーマのもとに、公開シンポジウムを開催することにした。 いま、「子ども社会」は大きく揺れているように思われる。このシンポジウムでは、次の点に焦点を当てて話し合ってみたい。 |
||
1. | 私たち大人は、何らかの形で「子どもの本性」を想定して子どもを見ているが、いま、「子どもの本性」と「子ども社会」の関係はどのようにとらえられるのだろうか。 | |
2. | 私たち大人は、これまで「子どもは仲間の中で育つ」と考えてきたが、いま、仲間集団としての「子ども社会」はどのようになっているのだろうか。 | |
3. | 学校現場からみると、いま、「子ども社会」はどのような問題を抱えているのだろうか。 | |
4. | 子どものコスモロジーの視点からみると、上記の(1)(2)(3)の問題に対して、どんなことが指摘できるだろうか。 | |
5. | これからの「子ども社会」に対して、「大人社会」の私たちは、何をすることができるのだろうか(あるいは何をすることができないのだろうか)。 |
6月24日(土) ワークショップ1 | ||
「学 級 ・ 授 業 の 荒 れ」 現 象 を 考 え る (2) | ||
コーディネーター | 深谷昌志(東京成徳短期大学) | |
原田 彰(広島大学) | ||
スピーカー | 学校現場の立場から | 谷野敏子(堺市立北八下小学校) |
教育社会学の立場から | 秦 政春(大阪大学) | |
臨床心理学の立場から | 深谷和子(東京成徳大学) | |
学校論の立場から | 高旗正人(岡山大学) | |
昨年度の学会で「学級・授業の荒れ」についてのワークショップを開いた。その結果を『徹底解剖・学級の荒れ』(学文社、2000年5月刊行)として刊行した。今回はそうした蓄積をふまえて、学級の荒れ現象を掘り下げてみたい。 |
6月24日(土) ワークショップ2 | |
子ども研究と教育実践にマルチ・メディアをどう利用するか | |
コーディネーター | 日本子ども社会学会メディア活用委員会 |
司会 | 伊藤一統(土佐女子短期大学) |
中田周作(九州大学大学院) | |
スピーカー | 1.筆記ノートからインターネットまで |
−研究自分史から見た研究・教育メディアの変遷− | |
森 楙 (広島修道大学) | |
2.インターネット時代の情報探索術 | |
−その具体例とデモンストレーション− | |
深田昭三(愛媛大学) | |
3.子どものコンピュータ利用はここまで進んでいる | |
−その有効性と限界の検討− | |
和田正人(東京学芸大学) | |
情報テクノロジーのめざましい進歩によって、子どもの研究も教育も、マルチ・メディア抜きでは考えられない時代になっている。メディアの利用については、子どものほうが大人よりずっと進んでいる部分もあって、教える−学ぶの地位逆転現象が見られるほどである。本学会もホームページを立ち上げる段階に来たが、インターネットを初めとして、コンピュータなしでは教育も研究もどんどん取り残されるのが現状だ。そこでここでは、特にメディア利用アレルギーをお持ちの人たち(高世代・女性)の要望に応える意味もあって、子どもの教育や研究においてパソコンを中心としたコンピュータ利用が、いかに進んでいて、どんなに有効かを、具体的な活用法を含めて展開したい。もちろん、メディア大好き会員の参加も大歓迎である。 |
6月24日(土) ワークショップ3 | |
個 性 の 時 代 の 学 級 像 を 考 え る | |
コーディネーター | 相原次男 (山口県立大学) |
スピーカー | 太田佳光 (愛媛大学) |
椙田崇晴 (山口県美東町立淳美小学校) | |
相川悟司 (広島市立井口台中学校) | |
ここ数年、授業崩壊・学級崩壊現象との絡みで、子どもの生活の場である学級(集団)が批判の矢面に立たされている。いじめ問題は言うまでもないが、不登校問題なども学級(集団)のあり様と少なからず関連している。これらの教育問題に対して、教師の学級経営能力が問われる一方、個(個性)を大切にする立場から学級(集団)の存在それ自体をラディカルに問う考えも出始めている。 また今日、個性教育の名の下に、個別化学習等の指導法が一般化しつつあり、ここでも授業展開に際しての学級(集団)としての営みや、学級(集団)の人間関係を軽視・無視する傾向が目につく。 21世紀は個性の時代だといわれるが、個性の教育にあって学級(集団)は障害物なのか、学級(集団)の存在理由はどこにあるのか。本ワークショップでは、これらの問題を含め「個性の時代の学級像」について議論を深めたい。 |
6月25日(日) 研究発表2 1部会 | ||
地 域 の な か の 子 ど も と 文 化 | ||
司会 | 小笠原浩方(プレイスクール協会) | |
村上尚三郎(山口県立大学) | ||
9:30− 9:55 | 子どもから見た学校支援ボランティア導入 | |
柏木智子(大阪大学大学院) | ||
9:55−10:20 | 過疎地域の子どもの環境 | |
小林修典(ノートルダム清心女子大学) | ||
10:20−10:45 | 地域における子どもの場所に関する研究 −児童公園に着目して− |
|
井田晴彦(安田女子短期大学) | ||
10:45− | 総括討論 |
6月25日(日) 研究発表2 2部会 | ||
学 校 問 題 へ の ア プ ロ ー チ | ||
司 会 | 有村久春(昭和女子大学) | |
加野芳正(香川大学) | ||
9:30− 9:55 | 学校と塾の二重構造 | |
金子真理子(東京大学大学院) | ||
9:55−10:20 | 学力と自尊感情 ―同和地区児童・生徒を中心に― |
|
原田 彰(広島大学) | ||
○ | 久保田真功(広島大学大学院) | |
10:20−10:45 | 子ども・保護者・教師の学校観に関する実証的研究 | |
高旗正人(岡山大学) | ||
○ | 国吉久美子(岡山大学大学院) | |
10:45− | 総括討論 |
6月25日(日) 研究発表2 3部会 | ||
幼 児 の 生 活 と 学 習 (2) | ||
司 会 | 福井敏雄(桃の里幼稚園) | |
湯川秀樹(聖徳大学短期大学部) | ||
9:30− 9:55 | 保育者養成機関に求められるもの ―地域のネットワーク作りと参画の実践から― |
|
小山優子(島根県立島根女子短期大学) | ||
9:55−10:45 | 子どもの遊びと道具 ―つくる道具と使う道具― |
|
○ | 松本健義(上越教育大学) | |
○ | 三浦真理(上越教育大学大学院) | |
10:45−11:10 | 保育と看護における援助概念の比較考察 | |
小川博久(日本女子大学) | ||
○ | 伊藤能之(東京学芸大学) | |
11:10− | 総括討論 |
6月25日(日) 研究発表3 1部会 | ||
幼 児 ・ 小 学 生 の 発 達 と 教 育 | ||
司 会 | 押谷由夫(文部省) | |
田中亨胤(兵庫教育大学) | ||
13:20−13:45 | 子どもの集団性に関する研究 ―幼稚園・小学校低学年のフィールドワークを手掛かりに― |
|
陸樹芳(日本女子大学大学院) | ||
13:45−14:10 | 体育指導書における遊びについて | |
馬場桂一郎(大阪信愛女学院短期大学) | ||
14:10−14:35 | 子どものコミュニケーション能力の研究 | |
岡屋昭雄(佛教大学) | ||
14:35− | 総括討論 |
6月25日(日) 研究発表3 2部会 | ||
小 学 生 の 生 活 と 意 識 | ||
司 会 | 飯田浩之(筑波大学) | |
永井聖二(群馬県立女子大学) | ||
13:20−14:10 | 子どもの生活行動と意識の変容 ―20年後の再調査をもとに― |
|
深谷昌志(東京成徳短期大学) | ||
○ | 夏秋英房(聖徳大学) | |
○ | 戸塚 智(横浜市立相武山小学校) | |
中澤智恵(東京学芸大学) | ||
遠田瑞穂(群馬女子短期大学) | ||
土橋 稔(世田谷区立東玉川小学校) | ||
島田美佐江(千代田区立麹町小学校) | ||
14:10−14:35 | 小学生の学校ストレスと自己主張性について | |
伊藤則博(北海道教育大学旭川校) | ||
扇子幸一(北海道教育大学札幌校) | ||
○ | 吉田耕一郎(國學院短期大学) | |
14:35−15:00 | 子どもスポーツのコスモロジー | |
山本清洋(鹿児島大学) | ||
15:00− | 総括討論 |
6月25日(日) 研究発表3 3部会 | ||
メ デ ィ ア と 子 ど も | ||
司 会 | 馬居政幸(静岡大学) | |
近藤大生(光華女子大学) | ||
13:20−13:45 | インターネットの掲示板とゲームセンターに見られる新しい異年齢集団の創造 ―ダンスダンスレボリューションを題材にして― |
|
筒井愛知(岡山県立鴨方高等学校) | ||
13:45−14:10 | 子ども向けテレビの変容と課題 ―世界動向の分析を中心に― |
|
小平さち子(nhk放送文化研究所) | ||
14:10−14:35 | マンガのなかの学校 ―『ハレンチ学園』の世界― |
|
原田 彰(広島大学) | ||
14:35− | 総括討論 |
6月25日(日) 研究発表3 4部会 | ||
子 育 て と 大 人 社 会 (2) |
||
司 会 | 上杉孝實(龍谷大学) | |
野垣義行(横浜国立大学) | ||
13:20−13:45 | 母親の育児不安と育児サークル | |
住田正樹(九州大学) | ||
田中理絵(日本学術振興会特別研究員) | ||
○ | 溝田めぐみ(九州大学大学院) | |
13:45−14:35 | 母親の育児不安と父親の育児参加に関する考察 ―親調査を通して― |
|
深谷昌志(東京成徳短期大学) | ||
○ | 三枝惠子(埼玉県立松山高等学校) | |
○ | 遠田瑞穂(神戸親和女子大学) | |
14:35−15:00 | 大学における子育て公開講座と子育て支援(1) | |
寺見陽子(神戸親和女子大学) | ||
15:00− | 総括討論 |
6月25日(日) テーマセッション1 | ||
幼 稚 園 ・ 保 育 所 は、 い ま 何 を な す べ き か −幼児保育の現実をめぐる実践者と研究者との対話− |
||
コーディネーター | 森 楙 (広島修道大学) | |
スピーカー | 1. 幼児保育は子ども問題の解決に何を期待されているか。 | 小田 豊(文部省) |
2.エンゼルプランの現場はこうなっている | 柏本和子(サムエル保育園) | |
3.少子化のなかでの幼稚園・保育所の苦悩と希望 | 伊達正浩(三次中央幼稚園) | |
4.幼児保育のこれまでとこれから | 森岡千代子(広島福祉専門学校) | |
5.世界から見たわが国の幼児教育の課題 | 萩原元昭(江戸川大学) | |
6.幼児保育者の備えるべき保育理論とは何か | 竹内通夫(金城学院大学) | |
学級崩壊、いじめ、不登校、攻撃・暴力行動、残虐犯罪等々、いま、子どもたちが引き起こしている問題は、大人には理解不能な段階にまで来ている。それらの病理的な問題行動の原因は、すでに幼児期に芽生えているという言説が、いま声高に述べられるにまでなった。見方によっては、幼児期の教育の大切さが理解され、幼児保育に対する期待が高まったとも言える。しかし、幼児保育に実践者として、あるいは研究者として携わっているものは、喜んでばかりはいられない。ここでは、幼児教育の現場の実践者と研究者が、率直な意見を出し合って、21世紀への展望を探る場としたい。 |
6月25日(日) テーマセッション2 | |
子 ど も の ジ ェ ン ダ ー と セ ク シ ュ ア リ テ ィ |
|
コーディネーター | 近藤 弘 (立教大学) |
望月重信 (明治学院大学) | |
松村和子 (鶯谷さくら幼稚園) | |
スピーカー | 横川寿美子 (美作女子大学) |
岸澤初美 (神奈川大学非常勤講師) | |
少女文学にあらわれたセクシュアリティとスクール・ハラスメントにみる少女のセクシュアリティを中心に、できれば少年を含めた子どものセクシュアリティをめぐって意見交換を行いたいと思っている。 |
6月25日(日) テーマセッション3 | ||
映 像 娯 楽 メ デ ィ ア は 子 ど も に と っ て 有 害 か |
||
コーディネーター | 森 楙 (広島修道大学) | |
湯地宏樹(比治山大学短期大学部) | ||
スピーカー | 1.メディアの中の暴力と子ども | 佐々木輝美 (獨 協 大 学) |
2.映像描写をめぐる調査研究と規制の動向 | 小平さち子(nhk放送文化研究所) | |
3.テレビゲームにおける仮想と現実 | 湯地宏樹(比治山大学短期大学部) | |
4.子どもにとってのマンガ・アニメの「有害」性 | 藤田由美子(九州保健福祉大学) | |
子どもたちは今、テレビ、テレビゲーム、マンガなど、様々なメディアに囲まれて生活している。メディアによって異なるが、子どもとメディアとのつきあいの歴史は、かなり長くなっている。ほとんどの子どもは、自分たちの生活の中にメディアを適当に位置づけながら、毎日を送っているとも言える。しかし、こうした娯楽指向の映像メディアは、子どもに悪い影響を与えるという言説が圧倒的に多い。現在氾濫している遊びメディアは、はたして子どもらに悪い影響を与えているのだろうか。もし悪影響があるとしたらどうしたらよいか。海外ではどんな状況なのか。ここでは単なる常識論的な言説を越えて、子どもメディア研究の具体的な資料に基づいて、幅広い視点から検討する。 |