第6回 日本子ども社会学会大会 プログラム | ||
1999(平成11)年6月25日(金)~27日(日) | ||
於:龍谷大学 | ||
第1日 6月25日(金) | ||
13:00~ | ワークショップ1 | (現地視察) |
第2日 6月26日(土) | ||
9:30~12:00 | 研究発表1 1部会 | 遊びの時空間 |
2部会 | 学校外活動 | |
3部会 | 幼児の行動 | |
4部会 | 子どもへの援助 | |
5部会 | 学校世界 | |
12:50~14:50 | テーマ・セッション1 | 「子どもとジェンダー」をめぐるターミノロジーを検討する |
テーマ・セッション2 | 「子どもの人権オンブズパーソン」とは -兵庫県川西市の事例から- |
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ワークショップ2-1 | 「学級の荒れ」現象を考える | |
ワークショップ2-2 | 子どものための文化活動の歴史を見なおす -仏教日曜学校=寺院の子ども活動=を体験するワークショップ- |
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15:00~18:00 | シンポジウム | 〈子ども〉をどうみていくか -方法としてのフィールドワークの可能性 |
第3日 6月27日(日) | ||
研究発表2 1部会 | 遊び・表現 | |
2部会 | 子どもの生活・文化史 | |
3部会 | ジェンダー | |
4部会 | 文化接触と適応 | |
研究発表3 1部会 | 子ども社会の構造 | |
2部会 | 子どもと地域社会 | |
3部会 | 子どもとメディア | |
4部会 | 親・保育者の意識 | |
5部会 | 学校世界 |
6月26日(土) 研究発表1 1部会 | ||
遊 び の 時 空 間 | ||
司会 | 住田正樹(九州大学) | |
小笠原浩方(プレイスクール協会) | ||
9:30-10:20 | 子どもたちの「遊び」体験に関する考察 | |
深谷昌志(東京成徳短期大学) | ||
井上健(戸板女子短期大学部) | ||
及川研(東京学芸大学) | ||
遠田瑞穂(群馬女子短期大学) | ||
三枝恵子(埼玉県立松山高校) | ||
○ | 中澤智恵(東京学芸大学) | |
○ | 夏秋英房(聖徳大学短期大学部) | |
10:20-10:45 | 子どもの遊び空間-学校週5日制のモデル町- | |
山本清洋(鹿児島大学) | ||
10:45-11:10 | 現代の駄菓子屋と子どもの「遊び」 | |
南出和余(神戸女学院大学大学院) | ||
11:10-12:00 | 総括討論 |
6月26日(土) 研究発表1 2部会 | ||
学 校 外 活 動 | ||
司会 | 雪江美久(宮城教育大学) | |
住岡正毅(滋賀大学) | ||
9:30-10:20 | 学校外学習に関する調査 | |
○ | 高岡純子(ベネッセ教育研究所) | |
○ | 川上道子(ベネッセ教育研究所) | |
10:20-11:10 | チルドレンズミュージアムは子どもの遊び場たり得るか | |
○ | 根津明子(国学院大学) | |
○ | 粕谷亘正(東京学芸大学大学院) | |
○ | 吉田龍宏(東京学芸大学大学院) | |
11:10-12:00 | 総括討論 |
6月26日(土) 研究発表1 3部会 | ||
幼 児 の 行 動 | ||
司会 | 山田富秋(京都精華大学) | |
石橋尚子(名古屋短期大学) | ||
9:30-9:55 | 幼児にとっての「ふざけ」行動の意味 | |
○ | 堀越紀香(お茶の水女子大学大学院) | |
無藤隆(お茶の水女子大学) | ||
9:55-10:45 | 幼児の造形的遊びによる日常生活空間の変容について | |
○ | 松本健義(上越教育大学) | |
○ | 三浦真里(上越教育大学大学院) | |
10:45-11:10 | 仲間入りにともなうリテュアルな表現 | |
○ | 倉持清美(お茶の水女子大学) | |
柴坂寿子(お茶の水女子大学) | ||
青井倫子(愛媛大学) | ||
11:10-12:00 | 総括討論 |
6月26日(土) 研究発表1 4部会 | ||
子 ど も へ の 援 助 | ||
司会 | 福島一雄(共生会希望の家) | |
野沢正子(龍谷大学) | ||
9:30-9:55 | 教師の目から捉えた不登校 | |
~その援助へ向けての一考察~ | ||
○ | 増野知子(東京学芸大学) | |
田村毅(東京学芸大学) | ||
9:55-10:20 | 児童相談所一時保護所における児童の学習権保障に関する一考察 | |
~5つの児童相談所の比較検討から~ | ||
鈴木崇之(明治学院大学大学院) | ||
10:20-10:45 | スクールカウンセリングの今日的動向と課題に関する一考察 | |
向出佳司(皇学館大学) | ||
10:45-11:10 | 児童福祉サービスの利用と子どもの権利擁護 | |
山縣文治(大阪市立大学) | ||
11:10-12:00 | 総括討論 |
6月26日(土) 研究発表1 5部会 | ||
学 校 世 界 1 | ||
司会 | 加野芳正(香川大学) | |
秦 政春(大阪大学) | ||
9:30-10:20 | 『学級の荒れ』に関する考察 | |
-教師調査を通して- | ||
深谷昌志(東京成徳短期大学) | ||
○ | 戸塚智(横浜市立東小学校) | |
○ | 三枝恵子(埼玉県立松山高等学校) | |
深谷和子(東京成徳大学) | ||
土橋稔(世田谷区立東玉川小学校) | ||
鶴巻景子(杉並区立桃井第二小学校) | ||
島田美佐江(千代田区立麹町小学校) | ||
10:20-10:45 | 「総合単元的な道徳学習」の今日的意義と課題 | |
中村美枝子(思斉小学校) | ||
10:45-11:10 | 学級づくりにおける班編成の現状と課題 | |
松永和広(脊振村立脊振小学校) | ||
11:10-12:00 | 総括討論 |
6月26日(土) テーマ・セッション1 | |
「子どもとジェンダー」をめぐるターミノロジーを検討する | |
コーディネーター: | 近藤弘(立教大学) |
岸澤初美(神奈川大学非常勤) | |
松村和子(鴬谷さくら幼稚園) | |
望月重信(明治学院大学) | |
「子どもとジェンダー研究」は盛んになりつつあるがジェンダー研究にともなう概念の整理はますます重要である。
本テーマセッションでは以下の二点を中心に進めます。 (1)ターミノロジーの分析(近藤弘) (2)子どもとジェンダー研究の目的とパースペクティブ(望月重信) |
6月26日(土) テーマ・セッション2 | |
「子どもの人権オンブズパーソン」とは | |
-兵庫県川西市の事例から- | |
コーディネーター: | 上杉孝實(龍谷大学・前川西市「子どもの人権と教育」検討委員会会長) |
話 題 提 供 者: | 吉永省三(川西市子どもの人権オンブズパーソン事務局) |
野沢正子(龍谷大学・川西市子どもの人権代表オンブズパーソン) | |
持田良和(龍谷大学・前川西市子どもの人権オンブズパーソン制度検討委員会委員) | |
国連子どもの権利条約を実効させるために、行政にさまざまな役割が求められるなかで、全国の自治体にさきがけて、兵庫県川西市は1995年以来検討を重ね、子どもの人権侵害に対し、第三者の立場から問題の解決に必要な調査・究明をすすめ、必要に応じて勧告を行う「オンブズパーソン」を設置することを定め、本年度よりスタートした。
本セッションでは、検討の各段階に関わったメンバーと代表オンブズパーソンからの提起を受け、川西市の制度がどのようなものであるのかを知るとともに、今後の方向性について議論を深めていきたい。 |
6月26日(土) ワークショップ2-1 | |
「学級の荒れ」現象を考える | |
司会: | 原田彰 (広島大学) |
深谷昌志 (東京成徳短期大学) | |
1.教育現場から | 上島 博(御所市立葛城南小学校) |
2.教育社会学の視点から | 秦 政春(大阪大学) |
3.臨床心理学の視点から | 深谷和子(東京成徳大学) |
4.学校論の立場から | 高旗正人(岡山大学) |
「学級崩壊」という言葉はマスメディアの造語であろうが、「学級の荒れ」を訴える教師は少なくない。このワークショップでは、「学級の荒れ」現象をどう考えたらよいか。それぞれの立場を踏まえて、「学級の荒れ」に迫りたいと思う。きめ細やかな論理というより、自由でのびのびとした話し合いを行いたいと思う。 |
6月26日(土) シンポジウム | |
〈子ども〉をどうみていくか | |
-方法としてのフィールドワークの可能性 | |
パネラー | 麻生 武 (心理学・奈良女子大学) |
菅原和孝 (人類学・京都大学) | |
飯島吉晴 (民俗学・天理大学) | |
コメンテーター | 高山英男(子ども調査研究所) |
司会 | 無藤 隆 (心理学・お茶の水女子大学) |
〈子ども〉が問題として取り上げられることがきわめて多くなっている状況下でありながら 、子どもたちの現実の姿を淡々ととらえ、記述した上ですすめられている議論はきわめて少ないように思われる。また過去との比較においても、ノスタルジーに彩られた「昔はよ かった」的な発言が、研究論文や学会報告でもしばしば見受けられる。子ども社会をとらえようとするとき、地に足をつけた基本的な視点についての共通了解がもとめられる時期に来ているように思われる。このシンポでは、具体的な子どもたちの〈生〉の姿をとらえようとしている研究者の提起をうけ、研究・実践の基盤をなすフィールドワークの視点についての会員の理解を深める場としたい。 |
6月27日(日) 研究発表2 1部会 | ||
遊 び ・ 表 現 | ||
司会 | 森本景文(龍谷大学) | |
川勝泰介(市邨学園短期大学) | ||
9:30-9:55 | 子どものことばの生活の実態に触れて | |
岡屋昭雄(佛教大学) | ||
9:55-10:20 | 遊の伝承の機能についての再考 | |
~集合的記憶の視点から~ | ||
小川博久(東京学芸大学) | ||
10:20-10:45 | 山村の〈子ども〉のコスモロジー | |
鵜野祐介(梅花女子大学) | ||
10:45-11:10 | 劇あそびの可能性 | |
種田庸宥(近畿大学豊岡短期大学部非常勤) | ||
11:10-11:45 | 総括討論 |
6月27日(日) 研究発表2 3部会 | ||
ジ ェ ン ダ ー | ||
司会 | 望月重信(明治学院大学) | |
細辻恵子(光華女子大学) | ||
9:30-9:55 | 児童養護施設職員のジェンダー意識 | |
林 浩康(北星学園大学) | ||
山縣文治(大阪市立大学) | ||
9:55-10:20 | 母親の中にある「子ども像」 の変化(その2) | |
-性差の検討- | ||
○ | 平野真穂(東京学芸大学付属小金井小学校非常勤) | |
深谷和子(東京成徳大学) | ||
10:20-10:45 | ジェンダーフリー教育 | |
岸沢初美(神奈川大学非常勤) | ||
10:45-11:45 | 総括討論 |
6月27日(日) 研究発表2 4部会 | ||
文 化 接 触 と 適 応 | ||
司会 | 松澤員子(神戸女学院大学) | |
大塚忠剛(安田女子大学) | ||
9:30-9:55 | 「帰国生」の「一般生」化の過程 | |
渋谷真樹(お茶の水女子大学大学院) | ||
9:55-10:20 | 日本の学校における日本の子どもとブラジルの子どもの異文化接触 | |
石丸香織(神戸女学院大学院) | ||
10:20-10:45 | 入園当初における新入園児とまわりの子とのつきあい過程 | |
~新環境適応~ | ||
爾 寛明(兵庫教育大学大学院) | ||
10:45-11:45 | 総括討論 |
6月27日(日) 研究発表3 1部会 | ||
子 ど も 社 会 の 構 造 | ||
司会 | 樋田大二郎(聖心女子大学) | |
大野道夫(大正大学) | ||
13:15-13:40 | いじめに関する一考察 | |
-ラベリング理論からのアプローチ- | ||
久保田真功(広島大学大学院) | ||
13:40-14:30 | マンガにあらわれた教育 | |
○ | 白松 賢(徳島文理大学) | |
○ | 原田彰(広島大学) | |
○ | 山田浩之(松山大学) | |
14:30-14:55 | 「子ども」の外部 | |
春日清孝(明治学院大学大学院) | ||
14:55-15:20 | 「子ども社会」研究の方法と課題 | |
-教育学と社会学の接点を超えて- | ||
望月重信(明治学院大学) | ||
15:20-16:30 | 総括討論 |
6月27日(日) 研究発表3 2部会 | ||
子 ど も と 地 域 社 会 | ||
司会 | 岡崎友典(放送大学) | |
村上尚三郎(山口県立大学) | ||
13:15-14:05 | 地域への愛着とその背景 | |
-岩手県a町の地域調査を手がかりに- | ||
○ | 遠田瑞穂(群馬女子短期大学) | |
○ | 堤千夏(東京学芸大学) | |
○ | 本吉晃子(千葉県小学校教員予定) | |
深谷野亜(明治学院大学) | ||
中澤智恵(東京学芸大学) | ||
井上健(戸板女子短期大学) | ||
夏秋英房(聖徳大学短期大学部) | ||
14:05-14:55 | 地域子育て支援センターの取り組みについて | |
伊藤則宏(北海道教育大学) | ||
扇子幸一(北海道教育大学) | ||
奥平洋子(光塩学園女子短期大学) | ||
○ | 吉田耕一郎(国学院短期大学) | |
○ | 品川ひろみ(明星大学) | |
14:55-15:45 | 地域のネットワーク作り | |
-ボランティア導入等の実践から- | ||
○ | 山野則子(堺市北福祉事務所) | |
○ | 寺本紀子(老人保健施設) | |
15:30-16:30 | 総括討論 |
6月27日(日) 研究発表3 3部会 | ||
子 ど も と メ デ ィ ア | ||
司会 | 馬居政幸(静岡大学) | |
佐々木輝美(獨協大学) | ||
13:15-14:05 | アニメーション番組の研究 | |
-子供に対するメディア・ミックス戦略- | ||
○ | 畠山兆子(梅花女子大学) | |
○ | 松山雅子(大阪教育大学) | |
14:05-14:30 | 青少年とマンガに関する調査 | |
ー高校部活動を中心にー | ||
伊藤一統(土佐女子短期大学) | ||
14:30-14:55 | 青少年の性的メディアへの接触と性的自己決定 | |
ー中・高生の実態をとおしてー | ||
野田須美子(九州大学大学院) | ||
14:55-15:45 | 中高校生のメディア行動と遊びとスポーツとの関係 | |
○ | 森 楙(広島修道大学) | |
○ | 湯地宏樹(比治山短期大学部) | |
15:45-16:30 | 総括討論 |
6月27日(日) 研究発表3 5部会 | ||
学 校 世 界 | ||
司会 | 高旗正人(岡山大学) | |
押谷由人(文部省) | ||
13:15-13:40 | 生徒の「あれ」についての考察 | |
-生徒指導主事から見えてくるもの | ||
吉沢和彦(名古屋市立若水中学校) | ||
13:40-14:30 | 中学生活の意味に関する考察 | |
-中学3年生の3月調査から | ||
○ | 伊藤澄生(練馬区立石神井東中学校) | |
○ | 亀澤信一(稲城市立稲城第五中学校) | |
○ | 深谷野亜(明治学院大学) | |
田中統治(筑波大学) | ||
深谷昌志(東京成徳短期大学) | ||
14:30-14:55 | 中学生の「きれる」についての一考察 | |
馬場桂一郎(大阪信愛女学院短期大学) | ||
14:55-15:30 | 創造的生徒会活動へのストラテジー | |
~まとめる生徒指導からひらく生徒指導へ~ | ||
牛丸和人(多久市立東部中学校) | ||
15:30-16:30 | 総括討論 |