第4回 日本子ども社会学会大会 プログラム | ||
1997(平成9)年6月6日(金)~8日(日) | ||
於:東京学芸大学 | ||
前夜祭 6月6日(金) | ||
15:00~17:00 | テーマ・セッション1 | 「楽しい学校」研究会 |
テーマ・セッション2 | 児童文化研究の現状とこれからの研究交流を考える | |
テーマ・セッション3 | 子ども社会学のパラダイムを考える | |
テーマ・セッション4 | ジェンダーフリーの教育を考える -小学校における実践を通して- |
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第1日 6月7日(土) | ||
10:00~12:00 | 研究発表1 1部会 | 幼児と集団 |
2部会 | 親の態度 | |
3部会 | 「いじめ」問題(1) | |
4部会 | メディアと対人関係 | |
13:30~16:00 | 研究発表2 1部会 | 子ども論 |
2部会 | 児童文化 | |
3部会 | 高校生 | |
4部会 | 子どもの生活とメディア | |
16:10~17:40 | ワークショップ1 | 「児童虐待」を学ぶ |
ワークショップ2 | いじめを起こさない子ども関係をつくる | |
第2日 6月14日(日) | ||
10:00~12:30 | 研究発表3 1部会 | 保育と福祉 |
2部会 | 小中学生 | |
3部会 | 子ども・親・教師 | |
4部会 | 「いじめ」問題(2) | |
5部会 | メディアと成長 | |
13:40~17:00 | 公開シンポジウム | 子どもにとっての理想の「先生」像を探る -学校改革に関連させて- |
6月6日(金) テーマ・セッション1 | |
「楽しい学校」研究会 | |
コーディネーター: | 馬 居 政 幸(静岡大学) |
話 題 提 供 者: | 澤 野 由紀子(国立教育研究所) |
有 村 久 春(青梅市教育委員会) | |
内 藤 裕 子(まちと子どもの環境研究所) | |
今、学校は大きく変わろうとしています。その始まりを象徴するのが、「楽しくなければ学校じゃない」という生活科のキャッチフレーズでした。しかし、他方で、「楽しいだけが学校か」という声があることも事実です。このことは、勉強(強いて勉める)という言葉が象徴するように、これまで実際に学校が果たしてきた役割から考えれば、一概に否定できないことでもあります。 そのため、私たちは、生活科が提起した「楽しい学校」というコンセプトを積極的に評価する一方で、学校がこれまで果たしてきた役割もまた認めつつ、どうすれば学校を子どもたちが“楽しく学び”、“楽しく生活する”場に転換できるかを、さまざまな立場で子どもと学校にかかわる仲間とともに考えてきました。 その成果を素材にして、改めて全国の子どもと学校のあり方に関心をもつ多様な人達の意見を伺いたく、テーマ・セッションに応募しました。 |
6月6日(金) テーマ・セッション2 | |
児童文化研究の現状とこれからの研究交流を考える | |
コーディネーター: | 川勝 泰介 (市邨学園短期大学) |
話 題 提 供 者: | 加藤 理 (白百合女子大学) |
竹内 オサム(大阪国際女子大学) | |
過去2年間のテーマセッションの成果をもとに、児童文化および児童文化財研究の現状を報告しあいながら、今後の研究交流のあり方について意見を交換したい。 |
6月6日(金) テーマ・セッション3 | |
子ども社会学のパラダイムを考える | |
コーディネーター: | 持田良和(龍谷大学) |
山田富秋(山口県立大学) | |
話題提供者: | 無藤隆(お茶の水女子大学) |
細辻恵子(樟蔭短期大学) | |
「子ども社会学」とは子どもの「社会学」なのか、「子ども社会」の学なのか、このあたりで議論を深めたい。 |
6月6日(金) テーマ・セッション4 | |
ジェンダーフリーの教育を考える -小学校における実践を通して- |
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コーディネーター: | 近 藤 弘 (立教大学) |
望 月 重 信(明治学院大学) | |
話 題 提 供 者: | 熊倉幸郎(横浜市立矢上小学校教諭) |
ジェンダーフリーの教育を小学校で実践している先生からの報告を中心に、ジェンダーフリーの教育をめぐって議論したいと思います。実践例をお持ちの先生方の参加を期待しております。 |
6月7日(土) 研究発表1 1部会 | ||
幼 児 と 集 団 | ||
司会 | 竹内 通夫 (金城学院大学) | |
中村 悦子 (大妻女子大学) | ||
10:00~10:25 | 幼児の仲間入り場面における保育者のかかわり(2) | |
青 井 倫 子 (広島大学) | ||
10:25~10:50 | 幼児の集団づくり | |
-食事の場面におけるグループの編成について- | ||
林 ム ツ ミ (福岡県立大学附属幼稚園) | ||
10:50~11:15 | 「戦いのふり」において、生のリアリティを実感する瞬間 | |
小 林 紀 子 (青山学院大学) | ||
11:15~11:40 | 幼稚園の中で動物になる子ども | |
倉 持 清 美 (お茶の水女子大学) | ||
○ | 柴 坂 寿 子 (お茶の水女子大学) | |
11:40~12:00 | 総 括 討 論 |
6月7日(土) 研究発表1 2部会 | ||
親 の 態 度 | ||
司会 | 萩原 元昭 (江戸川大学) | |
金崎 芙美子 (宇都宮大学) | ||
10:00~10:25 | 養育的な父親についての分析 | |
深 谷 野 亜 (上智大学大学院) | ||
10:25~10:50 | 父親の育児意識に関する考察 | |
-幼稚園児・保育園児の父親の意識調査を中心にして- | ||
井 上 健 (純心女子短期大学) | ||
10:50~11:15 | 母親の育児不安に関する研究() | |
住 田 正 樹 (九州大学) | ||
藤 井 美 保 (香蘭女子短期大学) | ||
○ | 田 中 理 絵 (九州大学大学院) | |
11:15~12:00 | 総 括 討 論 |
6月13日(土) 研究発表1 3部会 | ||
「い じ め」 問 題 (1) | ||
司会 | 森田 洋司 (大阪市立大学) | |
森田 國英 (東京家政学院短期大学部) | ||
10:00~10:25 | 地域から発生するいじめ | |
相 原 育 恵 (寺子屋東伸) | ||
10:25~10:50 | 「いじめ」「不登校」とスクールカウンセリング | |
向 出 佳 司 (PL学園女子短期大学) | ||
10:50~11:15 | 母親からみたいじめの特徴と予測方法について | |
倉 本 英 彦 (北の丸クリニック) | ||
11:15~12:00 | 総 括 討 論 |
6月7日(土) 研究発表1 4部会 | ||
メ デ ィ ア と 対 人 関 係 | ||
司会 | 馬居 政幸 (静岡大学) | |
大野 道夫 (大正大学) | ||
10:00~10:25 | コンピューターゲームとコミュニケーション | |
-格闘ゲームを中心として- | ||
筒 井 愛 知 (岡山大学大学院) | ||
10:25~10:50 | 新しい通信メディア利用による子どもの対人関係に関する実証的研究 | |
-社会的勢力の分析を中心に- | ||
阿久津 喜 弘 (国際基督教大学) | ||
佐々木 輝 美 (独協大学) | ||
○ | 和 田 正 人 (国際基督教大学) | |
海 後 宗 男 (国際武道大学) | ||
渡 辺 功 (国際基督教大学大学院) | ||
石 川 勝 博 (国際基督教大学大学院) | ||
10:50~11:15 | 高校生のメディア利用と対人関係能力 | |
田 村 毅 (東京学芸大学) | ||
11:15~12:00 | 総 括 討 論 |
6月7日(土) 研究発表2 1部会 | ||
子 ど も 論 | ||
司会 | 仙田 満 (東京工業大学) | |
鵜野 祐介 (梅花水女子大学) | ||
13:30~13:55 | 少子化時代の児童公園の在り方 | |
-他児とのかかわりを求めて- | ||
野 尻 裕 子 (川村学園女子大学) | ||
13:55~14:20 | 子どもの祭りの伝承とその人間形成機能 | |
小 川 博 久 (東京学芸大学) | ||
森 茂 岳 雄 (東京学芸大学) | ||
菊 池 健 策 (福島県立博物館) | ||
武志田 忠 (杉並区立博物館) | ||
由 田 新 (宝仙短期大学) | ||
○ | 根 津 明 子 (國學院保育専門学校) | |
14:20~15:10 | 子ども研究の現代的動向と課題 | |
住 田 正 樹 (九州大学) | ||
○ | 多 賀 太 (日本学術振興会) | |
○ | 稲 永 由 紀 (九州大学大学院) | |
○ | 中 田 周 作 (九州大学大学院) | |
15:10~15:35 | 子どものコスモロジ-の検討 | |
山 本 清 洋 (鹿児島大学) | ||
15:35~16:00 | 総 括 討 論 |
6月7日(土) 研究発表2 2部会 | ||
児 童 文 化 | ||
司会 | 本田 和子 (聖学院大学) | |
宮川 健郎 (宮城教育大学) | ||
13:30~13:55 | 視覚障害児対象絵本の児童文化学的研究 | |
徳 永 千 恵 子(京都女子大学大学院) | ||
13:55~14:20 | 熊見杖童と口演童話 | |
川 北 典 子(京都橘女子大学[非常勤]) | ||
14:20~15:10 | 「児童文化」の変容 -1970年代を中心に- | |
○ | 舟 橋 斉 (聖母女学院短期大学) | |
○ | 戸 苅 恭 紀 (愛知県立大学) | |
15:10~15:35 | 子どもの言語生活に見る話題とその問題点 | |
岡 屋 昭 雄 (佛教大学) | ||
15:35~16:00 | 総 括 討 論 |
6月7日(土) 研究発表2 3部会 | ||
高 校 生 | ||
司会 | 永井 聖二 (群馬県立女子大学) | |
高浜 介二 (龍谷大学) | ||
13:30~13:55 | 高校生のライフ・ドキュメント研究 | |
-喫茶店の落書きノートの分析- | ||
渡 辺 一 弘 (広島大学研究生) | ||
13:55~14:20 | 海外生活経験のある日本人女子高校生の進路決定の過程 | |
渋 谷 真 樹 (お茶の水女子大学大学院) | ||
14:20~14:45 | 「男らしさ、女らしさ」の形成 | |
―高校生調査を通して― | ||
望 月 重 信 (明治学院大学) | ||
○ | 三 枝 恵 子 (埼玉県立松山高校) | |
畠 山 滋 (千葉県立佐倉高校) | ||
14:45~15:35 | 現代高校生の生活実態 | |
―学校生活・進路意識・規範意識・高校改革に対する意識を中心に― | ||
秦 政 春 (福岡教育大学) | ||
○ | 崎 向 和 也 (福岡県立田川商業高校) | |
○ | 石 田 耕 造 (兵庫教育大学連合大学院) | |
○ | 平 山 久仁子 (福岡教育大学大学院) | |
15:35~16:00 | 総 括 討 論 |
6月7日(土) 研究発表2 4部会 | ||
子 ど も の 生 活 と メ デ ィ ア | ||
司会 | 無藤 隆 (お茶の水女子大学) | |
近藤 大生 (大阪教育大学) | ||
13:30~14:20 | 子どもの交友関係パターンとメディア接触に関する調査研究 | |
○ | 伴 恒 信 (鳴門教育大学) | |
○ | 松 阪 豊 (鳴門教育大学大学院) | |
○ | 中 村 彰 一 (鳴門教育大学大学院) | |
14:20~15:10 | 「マルチメディア」化の進行と小学生の生活体験 | |
○ | 遠 田 瑞 穂 (群馬女子短期大学) | |
田 村 毅 (東京学芸大学) | ||
中 澤 智 恵 (東京学芸大学) | ||
○ | 夏 秋 英 房 (聖徳大学短期大学部) | |
川 上 道 子 (ベネッセ教育研究所) | ||
15:10~16:00 | 総 括 討 論 |
6月7日(土) ワークショップ1 | |
「児童虐待」を学ぶ | |
コーディネータ: | 内 山 絢 子(科学警察研究所) |
深 谷 昌 志(尚美学園短期大学) | |
スピーカー: | 1.イントロダクション |
内 山 絢 子(科学警察研究所) | |
2.電話相談を通して | |
瀧 野 陽 子(子どもの虐待防止センター) | |
3.小児科医の立場から | |
坂 井 聖 二(東邦大学) | |
4.法学の立場から | |
吉 田 恒 雄(駿河台大学) | |
指 定 討 論 者: | 森 田 洋 司(大阪市立大学) |
6月7日(土) ワークショップ2 | |
いじめを起こさない子ども関係をつくる | |
コーディネーター: | 新 井 直 人(秋田大学) |
片 岡 徳 雄(土佐女子短期大学) | |
スピーカー: | 1.幼児教育の立場から |
小 田 豊 (文部省) | |
2.小学校教育の立場から | |
小 林 昭 彦 (成城学園初等学校) | |
3.中学校教育の立場から | |
中 村 高 月 (前下関市立長府中学校) | |
4.仲間集団研究の立場から | |
住 田 正 樹 (九州大学) | |
指定討論者: | 野 垣 義 行 (横浜国立大学) |
今 野 正 保 (東京都品川区立 第二日野小学校) |
6月8日(日) 研究発表3 1部会 | ||
保 育 と 福 祉 | ||
司会 | 福島 一雄 (社会福祉法人共生会希望の家) | |
柏女 霊峰 (淑徳大学) | ||
10:00~10:25 | 自閉性障害児を対象とした統合保育現場の事例調査 | |
○ | 遠 藤 理 恵 (東洋大学大学院) | |
藤 島 岳 | ||
10:25~10:50 | 教師が保育を認識していく過程の検討 | |
-ビデオフォーラムでの視点を通して- | ||
中 橋 美 穂 (大阪薫英女子短期大学) | ||
10:50~11:15 | 夜間保育と子どもたち | |
○ | 山 縣 文 治 (大阪市立大学) | |
崔 英 信 (大阪市立大学) | ||
吉 井 由 佳 (大阪市立大学大学院) | ||
11:15~12:05 | 幼児教育における幼稚園と保育園 | |
○ | 岩 崎 瑞 恵 (テレビ西日本) | |
○ | 大 崎 知 子 (緑風会水戸病院) | |
12:05~12:30 | 総 括 討 論 |
6月8日(日) 研究発表3 2部会 | ||
小 中 学 生 | ||
司会 | 上杉孝実 (京都大学) | |
岡崎友典 (放送大学) | ||
10:00~10:25 | 教師-子ども関係の構築に関する―考察(2) | |
―教育実習生のエスノグラフィ-から― | ||
太 田 佳 光 (愛媛大学) | ||
10:25~10:50 | 夏休みにおける小学生の生活体験 ―その2― | |
南 本 長 穂 (愛媛大学) | ||
10:50~11:15 | 中学生の心の発見についての一考察 | |
山 崎 清 朗 (高知学園短期大学) | ||
11:15~11:40 | 居場所としての保健室に関する考察 | |
○ | 亀 沢 信 一 (稲城市立稲城第5中学校) | |
根 舛 セツ子 (稲城市立稲城第5中学校) | ||
三 枝 恵 子 (埼玉県立松山高等学校) | ||
11:40~12:05 | 青少年活動における指導者養成の現状と課題 | |
佐 藤 友 秀 (東北大学大学院) | ||
12:05~12:30 | 総 括 討 論 |
6月8日(日) 研究発表3 3部会 | ||
子 ど も ・ 親 ・ 教 師 | ||
司会 | 谷川 彰英 (筑波大学) | |
木村 敬子 (聖徳大学) | ||
10:00~10:25 | 子どもから見た教師像に関する国際比較研究 | |
-北京、東京、ミルウォーキー- | ||
○ | 吉 岩 (東京学芸大学大学院) | |
深 谷 昌 志 (尚美学園短期大学) | ||
10:25~11:15 | 母親は変わったか | |
-その自由と不安、幸福感をめぐる考察 | ||
○ | 石 川 洋 子 (文教大学女子短期大学部) | |
○ | 河 村 真理子 (育英幼稚園) | |
○ | 熊 澤 幸 子 (昭和女子大学) | |
○ | 中 澤 智 恵 (東京学芸大学) | |
11:15~11:40 | 子どもは変わったか | |
-母親の中にある「子ども像」の変化- | ||
○ | 平 野 真 穂 (東京学芸大学大学院) | |
11:40~12:30 | 総 括 討 論 |
6月8日(日) 研究発表3 4部会 | ||
「い じ め」 問 題 (2) | ||
司会 | 滝 充 (国立教育研究所) | |
石川 知子 (筑波技術短期大学) | ||
10:00~10:25 | いじめの終結に関するケーススタディ | |
-教員・大学生の聞き取り調査から- | ||
○ | 幕 田 志 芳 (東京学芸大学大学院) |
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深 谷 和 子 (東京学芸大学) |
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10:25~10:50 | いじめ問題に対する教師の指導の実態 | |
秦 政 春 (福岡教育大学) |
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10:50~11:15 | 「いじめ」論の整理と展望 | |
深 谷 和 子 (東京学芸大学) |
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11:15~12:00 | 総 括 討 論 |
6月8日(日) 研究発表3 5部会 | ||
メ デ ィ ア と 成 長 | ||
司会 | 牧野 暢男 (日本女子大学) | |
樋田大二郎 (聖心女子大学) | ||
10:00~10:25 | 幼児のごっこ遊びにみられるマスメディア | |
森 楙 (広島修道大学) | ||
○ | 湯 地 宏 樹 (比治山女子短期大学) | |
10:25~10:50 | ビデオゲーム調査の意義と限界 | |
増 田 公 男 (金城学院大学短期大学部) | ||
10:50~11:15 | メディア教育としての批評的視聴 | |
-環太平洋・アジア地域のメディア・リテラシー研究の動向- | ||
市 川 昌 (江戸川大学) | ||
11:15~12:30 | 総 括 討 論 |
6月8日(日) 公開シンポジウム | |
子どもにとっての理想の「先生」像を探る | |
―学校改革に関連させて― | |
司会者 | 小 川 博 久 (東京学芸大学) |
原 田 彰 (広島大学) | |
シンポジスト | 1.教育史に教師像を求めて |
中 野 光 (中央大学) | |
2.児童文学に描かれた先生 | |
西 本 鶏 介 (児童文学者・昭和女子大学) | |
3.国際比較の角度から | |
深 谷 昌 志 (尚美学園短期大学) | |
4.学校臨床の立場から | |
有 村 久 春 (青梅市教育委員会) |